アノ有名人も恋に悩む!?復縁ロックの危険なビート
やってくれちゃいましたなぁ。日本が誇る”THE ロックンローラー”内田裕也! 内田裕也という方は、何かとお騒がせネタの多い御仁。古くは1977年に大麻取締法違反で逮捕され、その後起訴猶予処分。 1983には、包丁を片手に泥酔した状態でウドー音楽事務所へ押し入り、「外国人ばかり使うな!」と抗議。銃刀法違反で、逮捕されたという経歴を持つ。そして、2011年5月13日に、またまた逮捕のニュースが! 今度は何をやらかしたのだろうとニュースに注目していたのだが、その内容を聞いて唖然としてしまった…。内田裕也の逮捕理由それは、以下のようなものであった。
『別れ話を持ちかけてきた交際女性を脅して復縁を迫ったなどとして、警視庁原宿署は強要未遂と住居侵入の疑いで、ロックミュージシャンの内田裕也容疑者=本名・内田雄也、東京都渋谷区富ヶ谷=(71)を逮捕した。同署によると、内田容疑者は「手紙を書いたり、ドアの鍵を鍵屋に交換させて開けたのは間違いない」と容疑を認めている。逮捕容疑は4月2日、交際していた女性会社員(50)に別れ話を持ちかけられ、復縁を迫ろうと、「会社に連絡した。内容は、暴力団と交際している。アブリをやっている。まだ実名は言ってない!よく考えて一週間以内にTELを!今ならまだ間に合う!」などと書いた文章を女性宅のポストに投函(とうかん)。さらに同月19日、女性宅を自分の家と偽って鍵屋に頼んで鍵を無断で交換し、女性宅に侵入したとしている。帰宅した女性が110番通報し、内田容疑者は同署で事情を聴かれていた』
ウソでしょ? あの内田裕也が??? カッコ悪過ぎでしょ…。生前、内田裕也と懇意にしていた我が師匠、故松田優作先生も草葉の陰で泣いていらっしゃることだろう。
1991 年の都知事戦立候補時には、政見放送の冒頭からアカペラで「パワー・トゥ・ザ・ピープル」、後半にも「コミック雑誌なんかいらない!」を歌い、海外では放送禁止になっている文言を交えた流暢な英語で主張を演説。”けったいなオッサン”的なイメージが定着していたが、最近ではブライダル雑誌のCMで奥さんの樹木希林と共演し、イメージUPに成功。また、被災地の石巻市を慰問。「石=ROCK、巻=ROLLだろ? ロックの街だけにオレが行かなきゃいけないと思った」と、ヒロイックな一面を見せて好感度を上げた。モックンの義理パパということもあり、内田裕也の全盛期を知らない世代にも認知されはじめていた。そんな矢先に起きたこの事件。しかも、全然、ロックンロールじゃないその内容に、周囲の目も冷ややかだ。ちょっとは反骨精神を感じる逮捕理由なら納得もできるが、元交際相手に復縁を迫って御用になっただなんて…。盗撮で捕まった田代まさし級のヘナチョコさでは目も当てられない。これまで築き上げてきたイメージも何もかも、一発で吹き飛んでしまうのだから、スキャンダルというのは怖いモノである。
追いかけても”情熱家”程度の認識で許された時代はとっくに過ぎた。今や、相手からしつこいと思われた瞬間にストーカー扱い。ましてや黒い力を背景にモノを言ったら、強要なんていう立派な罪にまで問われちゃう。絡まった糸はそう簡単にほどけない。自分自身で復縁を迫ってもこじれるばかり…。内田裕也の気持ちもわからなくはないが、一線を越えたら OUTなのだ。今回の事件は、まさに反面教師的な材料となるだろう。復縁への第一歩は、我慢からということを肝に銘じていただきたいものである。
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